Vol.3: 2012.11.26
                           
私たちは今、原発・エネルギー問題、地震・台風・火山噴火等の自然災害、
世界恐慌、食料危機、マヤ歴、アセンションといった様々な 2012 年問題に
直面しています。その中で、80 年代からサハラ砂漠と欧米で瞑想、催眠、
セラピー、NLP を実践してきていて、日本の新興宗教の源泉であるインド哲学
やユダヤ密教等の研究者でもある Swami Guhen (スワミ グーヘン) が、これ
からどのように生きれば精神的平穏を得ることができるかについての具体的
な方法を伝授します。

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   "深遠なる意識の旅 / Journey into the Depth of Awareness"
          by Swami Guhen www.guhen.com
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『Swami Guhen FAQ、その三/催眠について』

皆さん、こんにちは。Swami Guhen です。

本メルマガは『深遠なる意識の旅 / Journey into the Depth of Awareness』
の第 3 号です。本来であれば、本号は第 4 号となるべきですが、号数整理
のため、第 3 号として発行することになりました。ご了承ください。

また、発行間隔がかなり空いてしまいました。今後は、定期的に発行される
予定です。

本メルマガでは、今後、瞑想、悟り、セラピー、催眠、化学的に誘発された
精神状態、ヒッピー文化、カウンターカルチャー、サブカル、NLP、音楽、
舞踏、絵画、シャーマニズム、魔術、ユダヤ密教、錬金術、占星術、神話学、
その他の「意識を拡張する領域」に関して縦横無尽に語りながら、深遠なる
意識の旅をしていきたいと思っています。

本メルマガでは、原則として、毎号、「Swami Guhen FAQ」として、Swami
Guhen が専門としている分野である精神世界や NLP (神経言語プログラミン
グ) の基本的な概念や用語についての FAQ (頻繁に尋ねられる質問) につい
て答えていきたいと思っています。

今号のメルマガでは、以下のトピックがカバーされています。

1) Swami Guhen FAQ、その三/催眠 について

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1) Swami Guhen FAQ、その三/催眠について

FAQ Q3: 催眠について説明していただけますか?

FAQ A3: 催眠は、特別な「変性状態」ではなく、むしろすべての人間が自分
の通常の日常生活で経験する普通の意識状態です。

たとえば、人々が本または新聞を読んでいたり、テレビを見ていたり、白昼夢
を経験したりしているとき等に出入りする「トランス」は典型的な催眠状態で、
私たちは、目を覚ましている時間の 3 分の 2 近くはこのようなトランス状態
にいると言われています。

トランスに入っている人の典型的な徴候としては、筋肉が弛緩した無表情な
顔、開いた瞳孔、あまり起こらない瞬き、動きのない体、浅い、目立たない呼
吸等が挙げられます。

仮に上記のように捉えるとしたら、催眠は恐れるべきものとはほど遠いもの
です。この場合、トランスは広義の意味で定義される催眠である一方で、舞台
催眠と、催眠療法家が療法の効果を最大にするためにそのクライアントを導く
ことのある夢遊病者的催眠状態は、非常に限定された特別な形態の催眠以
外の何ものでもありません。

この意味で、本メルマガの著者である Swami Guhen は、催眠の特殊な活用
形態である舞台催眠術師等の「狭義」の催眠を「催眠術」と定義し、一般的な
トランス状態としての「広義」の意味の「催眠」とは区別しています。

ちなみに、催眠実践者の暗示がクライアントに完全に受け入れられたり、深い
療法的な効果が発揮したりするために必要な条件は、クライアントの「批判能
力がバイパス」された上で、「選別的思考 (人がたくさんいるのに、遠くである
人が自分の名前を言っているのが聞こえると、その人の声だけが聞こえてくる
ようになる『カクテル パーティ効果』のことです) が可能」になることです (この
引用は催眠療法の権威デイブ エルマンの『催眠療法』からなされています)。
言い換えれば、一般的に、任意の人に関して、この二つの条件が満たされて
いると、その人は催眠に入っている、と定義することができます。

現代において最も重要で、効果的な催眠師/催眠療法家は、間違いなく、米国
アリゾナ州フェニックスで開業していた精神科医であったミルトン H. エリクソン
(1902 年〜1980 年) です。エリクソンは生まれつき色盲で、19 歳のときに小
児麻痺に罹りましたが、その際、彼自身、自分の家族の小さな赤ん坊がその
手足を動かし始めたときの学び方をモデル化しながら自分の障害をもった体
の身体機能を回復させることに成功しました。その過程で、非言語的なコミュ
ニケーション レベルでの彼の知覚能力は極めて鋭敏になり、反古典的な「エリ
クソン式催眠」の創始につながりました。

エリクソン式催眠は、ジェイ ヘイリー等によって充分記録に残されています
が、現代精神医学と催眠療法への彼の主な貢献は、伝統的なアプローチであ
る「押し付け」式の催眠を放棄し、各人のユニークな行動パターンを活用する
「クライアント フレンドリ」なアプローチを採用し、その人の望まない行動を変え
る目的で、自分自身がすでにもっている内的な手段に頼るようにクライアントを
支援した点にあります。

エリクソンは、NLP の共同創始者であるジョン グリンダーとリチャード バンドラ
ーに多大な影響を与えました。NLP テクニックの多くは、深い催眠状態ではな
くむしろ非常に軽い、通常のトランスを利用して「療法的」効果を達成するテク
ニックです。

ちなみに、著者は、催眠に関して彼自身の定義を使うことがあります。この、
一見可能性として最も単純な催眠の定義は、「催眠 ≠ 今ここ」というもので
す。これは、「アップタイム」 (今ここで起こっていることを理解するためにだけ
知覚経路を使っている状態を意味する NLP 用語です。「現在意識」とも呼ば
れます) にいる以外は、白昼夢を見ていても、本を読んでいても、テレビを見て
いても、友人と会話していても、心身のリラクゼーションをしていても、すべて、
意識の催眠的状態、または単純に催眠と呼ばれるべきであるということを意
味しています。

上記の「催眠 ≠ 今ここ」の定義に関しては、特に催眠療法家等から、「単純
化しすぎている」といった批判を受けそうですが、しかし、反面、著者は、「最小
数の要素を使いながら、必要な量の情報を表出できるモデルが『優雅』なモデ
ルである」と見る NLP 的立場から、内的/外的人間コミュニケーションの荒波
の海上を旅するための航海用ツールとして「優雅な公式」をなるべく多く見つけ
ようとしてきていて、個人的には、著者のこの最簡略の催眠定義も、その航海
において充分な実用的目的を果たしてきています。

「今ここ」以外の「すべての変性意識」(すなわち、上記の公式の「催眠」) につ
いては、「トランス」、「ゾーン」、「白昼夢」、「テレビや映画の鑑賞」、「音楽によ
る陶酔感」、「アルコールまたはドラックによる酩酊状態」、「瞑想状態」等、多く
の種類の意識状態が挙げられますが、著者の理解では、これらの変性意識
状態はすべて、催眠状態の一種です (相互的に一部重複しています)。

さらに、著者は、長年に渡って人間の変性意識を研究してきていますが、この
催眠 (または変性意識) は、NLP の基本的モデルである「アンカーリング」と極
めて密接な関係があることを発見してきています (アンカーリングについては、
次号以降の本メルマガで論じる予定です)。

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ちなみに、著者は、最近、「催眠、NLP、瞑想」の三位一体説を唱えていて、こ
れらは、究極的な意味では、すべて、同じ意識の状態を指している、と考えて
います (これらのトピックは、本メルマガの最初の 3 号の FAQ で論じさせてい
ただいていることになります)。

まず、NLP は「催眠の進化バージョン」として定義することが可能です。実際、
NLP 共同創始者のジョン グリンダーによれば、NLP と催眠を比較した場合、
意識状態としては、催眠は NLP を含む (すなわち、超越している) が、(特に、
モデリングの) 方法論としては、NLP は催眠を含んでいる (すなわち、超越して
いる)、ということです。

催眠と瞑想の関係については、著者は、最近、以下のような関連性を指摘して
きています。

まず、以下を、メルマガ「これが本物の NLP だ!」第 77 号その他から引用し
ます。

「私が 1983 年にアメリカで弟子入りしたインド人の師匠は、『瞑想は男性的
で、左脳的です。一方、催眠は女性的で、右脳的です。これは、瞑想は (男性
的に) ただ一人でその精神状態に入っていける一方で、催眠は、(女性的に)
他の催眠家の支援を借りてその精神状態に入っていくからです。しかし、その
行き着く先の瞑想状態と催眠状態は、実は、一つの全体の半球どうしで、一枚
のコインの裏表のようなもので、同一の状態です』と述べていましたが、私の
過去 25 年の体験と実験から言って、(この言質が正しいという結論が出てき
ていないかわりに) 間違っているという結論もいまだに導き出されていないの
で、私は、現時点では、おそらく、私の師匠の主張は正しいと考えています。」

以下の引用は、最近のバンドラー氏の著書からです。

「人々は、『催眠』と『瞑想』の差異について混乱している場合があります。私
は、二つともよく似た状態だと思います。ただし、催眠には方向性、始める前
に決めた目的がありますが、瞑想はもっと『無定形』です。個人的には、変性
意識に入る場合、私は何かをしたいと思いますし、いつその状態に入っている
か、いつ出てきているか知りたいと思いますし、その状態で何をしているか知
っていたいと思います。瞑想には充分な方向性がありません。[このため、私
は催眠の方を好みます。] しかし、要は、個人的な好みです。」

ということで、催眠状態と瞑想状態は、まったく同一ではないとしても、極めて
相互関連性の深い状態という結論が導き出されると思います。

ここに、「瞑想 = 催眠 (= NLP)」の三位一体説の公式が成り立つと、著者は見
ています。

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